桜沢ファン 様投稿作品




 それはとばりと出会ってから数ヶ月経ったある日の出来事だった 
 まさかそれがあんな事になるなんてその時は思ってもみなかった



「あら、潤、ひなたと一緒にお買い物?」
「あ?ああ」(嫌な時に会ったな)
「何よ?嫌そうな顔して!!」
「え?そんな顔してた?」
「してたわよ!‥‥まぁいいわ」

(よかった、とばりを怒らせると大変だからな)

「ところでひなたは?」
「ん?ひなたなら後ろに‥‥あれ?ひなた?」
「もしかしてまた迷子?」

(ふぅ〜まったくちょろちょろと)

「何ぶつぶつ言ってるの?早く探さないと」
「ああそうだな、とばりはむこうを頼む」
「ええわかったわ」
「……ん?とばりやないかどないしたんそんなに急いで?」
「ちょとそこどいてあんたにかまってる暇はないの」
「だからどないしたん?」
「ひなたがいなくなったのよ」
「そら大変やがな」
「だから急いでるのよ!!」
「あ、おい俺はどこを探したらいい?」
「そんなの知らないわよ!」
「ひどいそんなに邪険にしなくてもいいやろうに」(泣)




 …………数時間後…………  




「いた?」
「……いや」
「ひなたったらどこに行ったのかしら?」

(あいつ本当にどこ行ったんだ?)

 とそこに

「おーい潤、とばり」
「御堂、ひなたを見つけたのか?」
「いやいなかった、けど」
「けど?」
「これ」

 御堂が差し出したものそれは……ひなたの首輪

「!?これ、どこで?」
「繁華街や」
「繁華街?何でそんなところに」
「知らん……それより早よひなたを見つけんとひなたが危ないで!」
「ああそうだな」
「ええそうね」

 その頃ひなたは怪しい男たちに追いかけられてた

「くそ、あいつどこ行きやがった?……おいそっちはいたか?」
「いや、いないっす」
「こっちもだ」
「何としても見つけ出さないと」
「失敗は出来ないっすからね」
「そうゆうことだお前らはそっちを探せ」
「OK、ボス」
「ああ」

「はぁはぁ……うぅご主人様〜」

 ひなたは追われながらも潤のことを探していた
 その時ゴミ箱につまずいてしまった

「うわぁ」
「いたいよ〜ご主じ……っ!!」

 
 その時足音が聞こえてきた


 転んだときの音を聞きつけた奴らか
 それとも自分を探してくれているだろう潤か?
 足音はすぐ後ろから聞こえてくる絶体絶命のピンチ

 その時すぐ横の扉が開いた

「早く入って!」
「ふぇ?」
「急いで!!」
「う、うん」
「見つけたぞ!観念しやが……くそ、いねぇ」 

 間一髪……ひなたは黒い猫耳っ子の女性に助け出された

「ありがとう助けてくれて」
「いえいえどういたしまして」
「名前聞いてもいいかしら?私はそうねキキ……あなたは?」
「ボク?ボクはひなた」
「そうひなたていうの」
「ねえひなた?」
「なぁにキキちゃん?」
「紅茶のまない?少しは落ち着くわよ」
「ありがとう……でも」
「どうしたの?」
「ううんなんでもない」


 ひなたが疑うのも無理はない
 落ち着きすぎなのだ
 普通ならこんな騒ぎがあったら動揺してもおかしくはないのだ
 しかし散々追い駆け回されて喉が渇いているのもまた事実
 ひなたは迷いながらも紅茶に口をつけることにした
 それが罠とも知らずに





さらに数十分後



「あかん……見つからへん」
「おおそうやあいつにたのもう」

 「お〜い、いるかー?」
「あっ、お久しぶりです御堂さん」


 そこにいたのはキキだった




ハッピーエンド編に続く
 「ボスこれをみてください」 
「ん…?血か?」
 「そうかゴミ箱につまづいたな?…とゆうことはここか?」
 「ここは……そうかこれは都合がいいな」

「おうここに犬耳っこが居ないか?」






???エンド編に続く













やっと完成しました
しかし前半だけで何ヶ月もかかってすいませんでした 
お叱りご意見ご感想等どしどしご応募ください???←(違うって)
でわでわまた後半で合いましょう(何ヵ月後になるやら)



※2008年 1月18日に追加原稿をいただき、更新しました(KLEIN注)


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